3Dプリンターの基本の造形プロセス

2022年07月28日

前工程
前工程で行うのは、主に3Dデータの用意です。

3Dデータは、3DCADソフトや3DCGツールで一から作成するほか、2DCADデータがある場合は、そのデータを3DCADデータに変換したり、3Dスキャナーを使って実物をスキャンしたりといった方法でも作ることができます。

また最近は3Dデータの無料配布をしているWebサイトなどもあるため、そこからダウンロードして利用することも可能です。ただし、ダウンロードした3Dデータは商用利用不可の場合もあるため、しっかりとWebサイトの利用規約を確認してから使用しましょう。
3Dプリンターの基本の造形プロセス

元となる3Dデータが用意できたら、3Dプリンターの専用ソフトウェアで読み込める形式で保存するか変換をします。

そして、3Dプリンターの専用ソフトウェア(スライスソフト)を使って、3Dプリンターを制御するための設定とスライスデータの作成を行います。

造形の向きは、造形物を横向きに設定するのが基本ですが、造形物の形状によっては、最も寸法差が出にくい向きを考えて設定する必要があります。

他に、積層ピッチや内部の密度、サポート部の有無もここで設定します。

サポート部は、必要に応じてソフトウェアが自動で設定してくれることも多いですが、造形の精度と後処理のバランスを考えて、元となる3Dデータを用意する段階で、作成者自身でサポート部の設定をしておいた方が良い場合もあります。

一通りの設定が終わったら、ようやく3Dデータの用意が完了です。

造形工程
3Dプリンターは、基本的に全自動で造形を行います。そのため、造形中にすることは特にありません。

後工程
後工程は、3Dプリンターの造形方式によってさまざまですが、後工程の発生しない3Dプリンターは存在しません。
3Dプリンターの基本の造形プロセス

造形方式や材料に応じた方法で、付着した余分な材料を取り除いたり、サポート部の除去を行ったり、造形物の表面を研磨して滑らかにしたりといった後処理が一般的です。

造形方式によっては、ステージから造形物を剥離するところから後工程が始まるものも。

造形物に求める仕上がりによって、塗装やコーティングといった後加工を行う場合もあります。

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Posted by ranelte  at 15:13 │Comments(0)

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