3Dプリンター用データ作成時の注意点
2022年08月03日
3Dプリンター用のデータを作成する際に、いくつか注意すべき点があります。
(1)強度を考えた厚みにする
よくあるエラー2でもお伝えしましたが、3Dプリンター用のデータには、必ず体積が必要で、厚みが3Dプリンターの積層ピッチ以下の面は造形することができません。
また、薄すぎる場合も上手く造形されなかったり、サポート材を除去する際や使用中に壊れてしまうなど、造形物の強度が低くなります。
どのくらい厚みがあれば良いかというと、3Dプリンターの機種や使用する材料によって変わるため、○mm以上であれば問題ないと一概に言うことはできません。造形物の使用目的や必要強度によっても変わります。
薄いパーツを造形する場合は、何度かテストプリントを行なって、強度を確かめてから造形することをおすすめします。

(2)積層方向を考える
パーツをどの向きで造形するかによって、造形物に対しての積層方向が変わり、表面の仕上がりが変化します。
また、3Dプリンターで製作した造形物には、積層方向に対して垂直からかかる力に弱いという特徴も。そのため、細長いパーツを造形する際は、細く高く積み上げるよりも、横に倒した状態で幅広く低く積層した方が良い場合もあります。
積層方向によって、造形物の見た目や強度が変化するため、3Dプリンター用のデータを作成する際は、パーツをどの向きで造形するかも考えましょう。
(3)造形後のことを考えた形状にする
3Dプリンターで造形するメリットの1つが、複雑な形状のパーツを作れることですが、複雑すぎる形状はあまりおすすめできません。
スライスソフトでの設定項目でご紹介した通り、形状が中空やオーバーハング、ブリッジなどの場合は、サポート材の使用が必須です。
サポート材は、造形後に除去しますが、造形物の奥深くや狭い隙間に入り込んでしまっていると除去するのが困難で、場合によっては除去作業中に造形物を壊してしまう可能性も。また、サポート材をなるべく使用しないで造形した方が、キレイに仕上がります。
そのため、複雑な形状で特に内部にサポート材が必要な場合は、そのまま造形するのではなく、いくつかのパーツに分けてサポート材をなるべく使用せずに造形するのがおすすめです。

複数のパーツに分けて造形する場合は、後から組み立てるための接合部のことを考えたデータにする必要があります。
また、実際にその造形物を使用する時のことも考えて、組み立てやすい部分、邪魔にならない部分でパーツに分割するようにしましょう。
どうしても内部にサポート材が必要な形状の場合は、水に溶けるなど、簡単に除去できるサポート材を選ぶという手もあります。
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(1)強度を考えた厚みにする
よくあるエラー2でもお伝えしましたが、3Dプリンター用のデータには、必ず体積が必要で、厚みが3Dプリンターの積層ピッチ以下の面は造形することができません。
また、薄すぎる場合も上手く造形されなかったり、サポート材を除去する際や使用中に壊れてしまうなど、造形物の強度が低くなります。
どのくらい厚みがあれば良いかというと、3Dプリンターの機種や使用する材料によって変わるため、○mm以上であれば問題ないと一概に言うことはできません。造形物の使用目的や必要強度によっても変わります。
薄いパーツを造形する場合は、何度かテストプリントを行なって、強度を確かめてから造形することをおすすめします。

(2)積層方向を考える
パーツをどの向きで造形するかによって、造形物に対しての積層方向が変わり、表面の仕上がりが変化します。
また、3Dプリンターで製作した造形物には、積層方向に対して垂直からかかる力に弱いという特徴も。そのため、細長いパーツを造形する際は、細く高く積み上げるよりも、横に倒した状態で幅広く低く積層した方が良い場合もあります。
積層方向によって、造形物の見た目や強度が変化するため、3Dプリンター用のデータを作成する際は、パーツをどの向きで造形するかも考えましょう。
(3)造形後のことを考えた形状にする
3Dプリンターで造形するメリットの1つが、複雑な形状のパーツを作れることですが、複雑すぎる形状はあまりおすすめできません。
スライスソフトでの設定項目でご紹介した通り、形状が中空やオーバーハング、ブリッジなどの場合は、サポート材の使用が必須です。
サポート材は、造形後に除去しますが、造形物の奥深くや狭い隙間に入り込んでしまっていると除去するのが困難で、場合によっては除去作業中に造形物を壊してしまう可能性も。また、サポート材をなるべく使用しないで造形した方が、キレイに仕上がります。
そのため、複雑な形状で特に内部にサポート材が必要な場合は、そのまま造形するのではなく、いくつかのパーツに分けてサポート材をなるべく使用せずに造形するのがおすすめです。

複数のパーツに分けて造形する場合は、後から組み立てるための接合部のことを考えたデータにする必要があります。
また、実際にその造形物を使用する時のことも考えて、組み立てやすい部分、邪魔にならない部分でパーツに分割するようにしましょう。
どうしても内部にサポート材が必要な形状の場合は、水に溶けるなど、簡単に除去できるサポート材を選ぶという手もあります。
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Posted by ranelte
at 16:00
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