軸流ファンの最新技術動向

2023年07月11日

軸流ファンは原理や構造がシンプルであるため、使用部品や製品精度による性能差が出やすいです。また、各メーカーの最新技術を駆使して開発された軸流ファンもあります。軸流ファンは種類やサイズも豊富で手軽に利用できるため冷却、放熱、排気に最適なモジュールとしての用途はいまだに多く、世界的に見ても当面は軸流ファンの需要は拡大するとみられています。

軸流ファンの最新技術
エネルギー効率と寿命を考慮するとファンにとって軸受けは重要な部品となります。軸受けにはスリーブ、特殊形状の長寿命スリーブ、動圧軸受け(FDB)、ボールベアリングなどがありますがそれぞれ使われる用途で選択されます。例えば比較的安価で低騒音、低振動なものを探しているのであればスリーブベアリングの軸流ファンや長寿命スリーブファンなどが選択肢となります。
長寿命、高耐久性を求めるのであればボールベアリングタイプのファンが選択肢となりますし、低騒音、低振動かつ薄型ファンを探しているのであれば動圧軸受け(FDB)ファンが選択肢となると思われます。また機能性が高められている軸流ファンの例として、耐環境ファンが挙げられます。これらはボールベアリング仕様に加えてPCB基板やステーター部分をポッティングという技術で特殊コーティングし耐水性、防水防油防塵性能を高めているものになります。屋外などの過酷な環境条件下のインフラ設備や耐油性を求められる産業機器用途で利用される耐環境ファンの要望も増えています。
軸流ファンの最新技術動向

軸流ファンの市場予測
株式会社グローバルインフォメーションの予測によると、軸流ファンの市場規模は2028年に32億1980万USドルまで達すると予想されています。2020年の23億140万USドルを基準にすると約140%の成長となる見通しです。
軸流ファンの最新技術動向

COVID-19の感染症対策による工場の閉鎖や貿易の禁止といった逆風はありましたが、電子機器、化学、食品・飲料、医療といった幅広い分野で活用される軸流ファンは、今後も高い需要が見込まれています。将来的には人工知能(AI)を活用して、制御性や省エネ性を高めたチップなどをを実装した軸流ファンが登場する可能性もあります。

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Posted by ranelte  at 11:19 │Comments(0)

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